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インフルエンサーマーケティングとは?(2018年4月27日配信)

クロスメディア部

◎ コラム ◎ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
インフルエンサーマーケティングとは?
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最近よく聞くようになってきた「インフルエンサーマーケティング」。

言葉は知っていても中身をよく知らない方、言葉そのものが初耳という方向けに、
インフルエンサーマーケティングの概要と活用事例をまとめてみました。

まず「インフルエンサーって何?」というところから始めていきましょう。

★インフルエンサーとは……
「有名人やスポーツ選手、有名ブロガーのような、
 自身のブログやSNS、メディアへの露出などで商品やサービスを紹介することで、
 大多数の消費者に大きな影響力を発揮する人たち」

を指します。

簡単にいうと、SNSなどで影響力のある人たち、ということなのですが、
Facebook、Twitter、Instagramなどを利用する人が多い現在、
インフルエンサーが紹介する商品に興味を持ち、検討し、購入したり、
飲食店であればそのお店に訪れてみる、という流れができています。

このようなインフルエンサーを起用したマーケティングを
「インフルエンサーマーケティング」
という言葉で表すようになりました。

最近、ブームになったばかりのマーケティングかというと、
そんなことはありません。

2005年~2008年頃にもブームがあり、その頃は、
ブロガーがイベントやサンプリングでもらった商品を紹介する、
といったものでした。
(もちろん、現在もこのようなブログ記事を見かけます)

今ではいろいろな企業がインフルエンサーマーケティング事業を立ち上げたり、
インフルエンサーに商品を紹介してもらうサービスを提供したりしています。

最近では、吉本興業などの大手プロダクションや出版社も
インフルエンサー事業に相次いで参入してきています。

インフルエンサーマーケティングが簡単にわかったところで、
具体的な活用事例を見ていきましょう。

「やってみる価値あり!」
「もしかしたらできるかも!」

という取り組みがあれば幸いです。

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□ インフルエンサーマーケティング活用事例と効果
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●メルカリ(フリーマーケットアプリ)
2015年からインフルエンサーを活用したキャンペーンを開始。
有名芸能人とのコラボ企画やイベント・期間限定カフェなどのオフラインの場を作り、
投稿したくなるスポットをユーザーに用意し、SNSへ投稿をしてもらいました。

このような取り組みを通して、
以下のようなノウハウを積み上げていったようです。

・Twitterに投稿する画像は作り込んだものより、自撮りなどの自然なものがいい
・影響力の大きい人ほど新規ユーザーの獲得効率がよい
・新規獲得を狙うなら、既存ユーザーとは違うセグメントのほうが効果的
・コアなファンが多いタレントとコラボすると購入のモチベーションが上がり、流通額増に貢献する
・ブランドのマーケティングにもつながる

●UNIQLO(ファッション)
ファッション関連企業ということで、
インスタグラムでフォロワーが多い読者憧れのファッションリーダーを起用し、
同年代の女性からたくさんの支持を集めています。

投稿に「かわいい」「この服、絶対買う!」といった
コメントが寄せられ、購入に結び付いているようです。

●グルメ・スイーツ
美味しそうなフードやスイーツを中心に、
おうちごはんの投稿で人気を集めているインスタグラマーを
インフルエンサーとして迎えるケースが多いようです。

「時短料理」や「おいしそうな料理」などに魅力を感じ、
そのような料理が実現できる商品への興味につながっていきます。

主役となる「商品」は、必ずしも食料品や食材そのものだけではなく、
食器やキッチングッズ、お弁当箱、ビールなどのお酒もありえます。

●本
読書好きな有名人などに発売前に読んでもらい、
感想やコメントをもらうケースがあります。

もちろん発売してからでも実施できる取り組みです。

本のオビにコメント(推薦文など)が書かれているように、
インフルエンサーのSNSなどでコメントや感想を投稿してもらうとよいでしょう。
有名人が書いたコメントがシェアにつながることが多くあります。


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□ インフルエンサーを決める基準
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さて、インフルエンサーマーケティングの概要や事例を説明しましたが、
有名人であれば誰でもよい、というわけではありません。

自社がPRしたい商品の顧客層に合ったインフルエンサーがベスト。

ですので、大多数の人が知っている有名人ではなくてもよく、
むしろ、顧客層が憧れる、ある分野のインフルエンサー(ニッチヒーロー)の
ほうが効果的といえます。

そのためには、インスタグラムなどで人気のアカウントは誰か、
どのような投稿をしているか、わざとらしい投稿が多くないかなど、
日ごろの投稿をウォッチしておく必要があります。

また、フォロワーの数が多いからといって、
インフルエンサーとして即、起用を考えるのは早計で、
自社の商品とインフルエンサー、フォロワーとの相性がよいかを
きちんと考えることが大切です。

インフルエンサーマーケティングが気になる、興味がある、
やってみたいけど、どうはじめてよいかわからないという方は、
ぜひご相談ください。

一緒に考え、よいマーケティングができるようお手伝いさせていただきます。

▼参考
インフルエンサーマーケティングとは? 成功事例・定義を徹底解説|RIPPLY
https://ripply.biz/what-is-influencermarketing/
進化する「インフルエンサーマーケティング」最前線 – ITmedia ビジネスオンライン
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1804/10/news034.html
インフルエンサーに依頼し、商品を魅力的にPRできた成功事例8選 | インスタラボ
https://find-model.jp/insta-lab/influencer_guide/

萩原印刷株式会社 クロスメディア部
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