コラム

戸田工場の住所が変わりました!

製造部

2021年11月1日より、萩原印刷戸田工場の住所が変わりました。

といっても、引越しをしたわけではありません。戸田市の美女木向田地区における住所整理事業に伴う住所変更、つまり、昔の昭和の香り漂う4桁番地から何丁目何番地みたいな今風の住所に、場所は変わらないけど住所だけ変更されたという事です。

東京外環自動車道という高速道路を走行していると、和光と川口の間あたりで「美女木ジャンクション」と書かれた標識が現れ、見た人の一部が「へえ、変わった地名だなあ」とちょっとだけ思う事のみでお馴染みの美女木。この地区の大半は1丁目から8丁目という住所が割り振られているのですが、何故か部分的に昔の「大字美女木」という住所のまま取り残されている場所が! 弊社戸田工場は、たまたまその辺りに存在します。

そもそも美女木向田地区の住所整理は、かつて区画整理とセットで計画されたものだったのですが、いつの間にか区画整理自体が一部未着手のまま立ち消えとなり、それに伴って住所の方も放置プレイという仕打ちを受けたまま現在に至る、という理解で大体合っておりますでしょうか。

勿論これは、戸田市がサボっていた訳では決して無く、埼京線や外環の開通によって、思いのほか急速に行き当たりばったりに都市化が進んでしまい、とてもじゃないが大規模な区画整理なんて無理、という状況になってしまったのが最大の要因だと思われます。

しかし2019年、この宙ぶらりんな状態に対して、戸田市より解決への道が提示されます。土地区画整理事業が見直しされることになったのです。見直しというと、これまでの計画に対し新たな再開発モデルが提案されるのかなと勘違いしてしまいそうですが、勿論そういう事ではありません。「区画整理を見直す」イコール「区画整理はやめます」ですね。なるほど。

ただお陰で、セットでストップしていた住所整理の方は再始動することになりました。これにより長年の懸案であった「カーナビに戸田工場の場所が正確に表示されないため、用紙を納品してくださる筈のトラックのドライバーさんがなかなか辿り着けない問題」がようやく解決の運びとなります。言うまでもなく、カーナビのマップデータを最新版に更新してくださることが絶対条件ではありますが。

というわけで、もう一度言います。

2021年11月1日より、萩原印刷戸田工場の住所が変わりました。場所は変わらないけど住所だけ変わります。

1985年、東北・上越新幹線の高架橋建設に対する地域住民への見返りとしての埼京線開通以降、人口がなし崩しに増加した比較的新しい町であるがために、魅力度ランキング全国第45位にみんな心から納得してしまい誰も法的措置を取ろうともしない埼玉県を象徴するかのような、若干観光目的としては訪れ辛い街ではありますが、でも案外いいところです、美女木。

これからも美女木及び萩原印刷戸田工場をよろしくお願い致します。

萩原印刷戸田工場新住所

335-0038
埼玉県戸田市美女木北2丁目11番地の4
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