コラム

withコロナで思うこと

代表取締役 萩原 誠

3月よりコロナウイルス感染が拡大して、早8ヵ月が経ちました。未だに終息が見えず日本経済にも深刻な影響が出ています。
当社でもすぐにガイドラインを作成し、全社で対応しました。その中で、何点か困ったことがありました。一つはお客様への訪問が今まで通りにできなくなったことです。営業部も当初は大分戸惑っていました。私も情報交換を兼ねてお客様を良く訪問していましたが、3密や不要不急の訪問を避けるため中断せざるを得ませんでした。また、3密を避けるため社内の会議や朝礼を中止せざるを得なくなりました。特に遠野事業所は、岩手県の感染者が長く一人も出なかったため、東京からの訪問はできる限り避けるようにしました。しかししばらくしてオンラインでの会議やミーティングを行う団体や会社が多くなり、今では社内でもオンラインで行っています。恒例の10月の経営計画発表会もZOOMで開催することになりました。少しずつニューノーマルに適応する体制もできつつあります。
今回のコロナ禍でいろいろと考える時間を頂けたことは不幸中の幸いでした。会社の現状や方向性、自分自身の反省も含めてじっくりと考えることができました。2021年度経営計画発表会で全社員で確認するつもりです。
生活面では外食も当時は感染リスクの不安があり、自宅で食事をする機会が圧倒的に増えました。料理を家内と分担して、新しいメニューに挑戦しました。その中には、母や叔母が作ってくれた料理を思い出し、レシピを確認しながら調理してみました。懐かしい味を味わうことができ、コロナ禍でなかったら、とても考えられない機会でした。お陰で家庭でのメニューもだいぶ増えました。
家事の分担も、8ヵ月の間に、自然と担当が決まり、上手に分担できるようになりました。
また本をたくさん読むことができました。1ヵ月に数冊は読了し、話題の新刊や以前読んだ作品を読み返したり、お客様の刊行された新書や話題作などジャンルを超えて楽しむことができました。仕事柄とはいえ、テレビやネットより、やはり本を読んでいる時間が圧倒的に多かったです。あらためて読書の素晴らしさに気付くことができました。
営業方法や今後の売上予測などいろいろと悩みも多々ありますが、消極的にならず、今できることを楽しみながらやることの大切さを改めて感じました。皆さんもこの時期だからこそできることにチャレンジしてみて下さい。

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