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リスティング広告と商品やサービスとの相性(2015年1月19日配信)

クロスメディア部

◎ コラム ◎ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
リスティング広告と商品やサービスとの相性
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リスティング広告……よく聞く言葉ですが、どのような広告でしょうか。

一般的には、「検索エンジン(Yahoo!やGoogleなど)で
ユーザーがあるキーワードで検索したときに、
その検索結果に連動して表示される広告」を指します。

皆さん、よく目にされますよね。
実際に出稿されている企業様も多いかと思います。

・リスティング広告を実施しているが、売れ行きがあまりよくない
・ホームページへのアクセスになかなかつながらない

といった場合、リスティング広告との相性がよくないかもしれません。

今回は、リスティング広告と相性が悪い商品やサービスの
5つのパターンをご紹介します。

(1)ニーズ型商品なのに、ブランド力がない商品
(2)同じ商品がほかにあり、優位性がない商品
(3)利益が小さく、リピートも期待できない商品
(4)まったくの未認知で、新ジャンルの商品
(5)Web上のゴールが未設定の商品やサービス

以下、それぞれを詳しく解説します。
ぜひ参考にされてみてはいかがでしょうか。

(1)ニーズ型商品なのに、ブランド力がない商品

ニーズ型とは、「甘いものが食べたい」という欲求があっても、
なにが食べたいかという具体名が思い浮かばないものです。

このような場合、検索で探すよりも、
大型のショッピングサイトでカテゴリーやジャンル検索で探したり、
デパートやショッピングセンターなどリアルな場で探す人が多いようです。

具体性のないキーワードにWebサイトをマッチングさせるのは
むずかしく、リスティング広告がまさにそれに当てはまります。

(2)同じ商品がほかにあり、優位性がない商品

似たような商品がほかにあり、自社に優位性がない場合は、
リスティング広告にはあまり向いていません。

同じ商品でも、ブランド力や価格競争力などがあれば、
リスティング広告に適しているといえます。

(3)利益が小さく、リピートも期待できない商品

リスティング広告では、それなりに費用がかかります。
利益が小さかったり、リピートや芋づる式の購入が
期待できない商品には、リスティング広告は適しません。

たとえば、500円の商品で、原価に200円、
販管費に100円かかり、200円の利益しか出ない場合、
その200円が広告費としてかけられる最大値です。

商品によりますが、リスティング広告では
クリック単価に数百円かかることはふつうにありえます。
となると、ほかの商品を一緒に買ってもらったり、
何度も買ってもらえないと、割に合わないといえます。

(4)まったくの未認知で、新ジャンルの商品

やっと「ウェアラブルデバイス」や、
先行的な商品である「スマートウォッチ」という言葉が
少し聞かれるようになりましたが、認知度はまだまだ低い状況です。

これらのキーワードで広告を出稿してもほとんど検索されず、
露出機会を望むこと、Webサイトへの訪問を増やすことは
むずかしいといえます。

(5)Web上のゴールが未設定の商品やサービス

Webサイトの成果を把握するには、
目標(ゴールやコンバージョン)を設定する必要があります。

問い合わせ、資料請求、購入、来店予約などを、
入力フォームを通じて受け付けるしくみを用意します。

たとえば、地域性や利用者層として、
Webサイトからの予約が稀な病院や店舗などは、
入力フォームの送信ではなく、関連性の高いページの閲覧などを
目標としてもよいでしょう。

リスティング広告では、Google AdWords、
Yahoo!プロモーション広告とも「電話番号オプション」が利用でき、
スマートフォンからの電話をコンバージョンとしてカウントできます。

こういった新しい機能にキャッチアップすることも、
リスティング広告運用で大切な要件となっています。

以上、商品やサービスによって、リスティング広告の利用方針、
配信方法や広告文をしっかりと考えて運用することをおすすめします。

▼参考
リスティング広告と相性の悪い商品・サービスとは?
http://liskul.com/ad_lisaffinitys-6113

萩原印刷株式会社 クロスメディア部
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