コラム

萩原印刷クロスメディア部メルマガ vol.015

Windows XPを使い続けてはいけない10の理由(2014年3月14日配信)

クロスメディア部

■ コラム ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Windows XPを使い続けてはいけない10の理由
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何度かこのメルマガでも、
古いブラウザを使い続けるのはセキュリティ上の問題があるので、
最新のブラウザの利用を勧めていることをお伝えしてきました。

とうとう、Windows XPのサポートが終了する
2014年4月9日が近づいてきました。

大手企業のサイトでも、4月9日以降はWindows XPを
推奨環境から外すと告知しているところが出てきています。

ただ、企業や自治体では予算の問題でパソコンの買い替えや
新OSへの移行ができないというところもあるようです。

矢野経済研究所の調査結果によると、
約1年後の2015年3月末の時点でも、
25%の企業がWindows XPを使い続けることが予測されています。

▼Windows XPに関する法人アンケート調査のまとめ 矢野経済研究所
http://www.yanoict.com/yzreport/296#a3
個人ユーザーについても、単に買い換えがむずかしいだけでなく、
買い換える必要がない、機密情報を保存していないから問題はない、
という意見も多いと聞きます。

しかし、自分自身の情報が被害に遭うだけでなく、
犯罪の踏み台にされるケースもありえます。

以下、Windows XPを使い続けるリスクを10個、解説します。

まだ買い替えを予定していない企業の方、個人ユーザーの方が、
あらためて考えるきっかけになれば幸いです。

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■ もう一度、理解しておきたい10の理由はこちら
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(理由1)ソフトウェアがWindows XPに非対応に

市販されているパッケージソフトやフリーソフトの対応OSから
徐々に外されていくことになるでしょう。

サポートされていないOSでの動作検証や製品保証は、
現実的には不可能になってきます。

現在使用できるソフトウェアでも、将来のアップデートで
Windows XPが動作対象から外れることになるでしょう。

(理由2)ウェブページが正常に閲覧できなくなる

Windows XPの標準ブラウザーはInternet Explorer 6。
ふたつ上のバージョンである「8」までアップデートできますが、
足かけ5年前の2009年に公開されたものであり、
古いブラウザであることに変わりありません。
(Windows 7以降で利用可能な最新バージョンは「11」です)

現在のブラウザと比べると安全性や高速動作が望めない上、
サポートしているウェブ技術の幅もせまく、
ウェブページを正常に操作することがいっそうむずかしくなります。

ボタンが押せない、テキストが不自然に重なっていて読めない、
ブラウザやパソコンが強制終了するなどのほか、
Googleマップを開くとエラーが発生して利用できないなど、
仕事や生活に支障が出ることも考えられます。

(理由3)Windowsが壊れる可能性がある

古いブラウザは、セキュリティの面でも穴だらけといえます。

サポート終了以降、脆弱性(セキュリティホール)が見つかっても、
マイクロソフトから修正プログラムは提供されません。

これを機会とばかりに、ウィルスや不正プログラムをばらまく人が
出てこないとも限らず、そうなると、Windows XPユーザー間で、
被害が爆発的に広まる恐れがあります。

セキュリティソフトをインストールしておいても、
OSに脆弱性があれば防ぎきることは困難でしょう。

悪意のある人たちが、4月9日のサポート終了を
待ちかまえているかもしれません。

(理由4)機密情報・個人情報がダダ漏れになる可能性がある

感染するウィルスによって被害パターンは異なってきますが、
パソコン内のデータの破壊行為や、情報を盗んだり、
勝手に流出させるタイプのウィルスがあります。

メールソフトの送受信履歴、掲示板への書き込みデータまで
漏洩することもありえます。

(理由5)取引先や知人に大迷惑をかける可能性

ウィルス感染の問題のひとつは、
前述の通り、データの破壊や情報漏洩です。

もうひとつは、ウィルスそのものの拡散に加担してしまうことです。

感染すると、メールなどに勝手にウィルスを添付して送ってしまい、
受信者は知り合い人からのメールなので警戒心なく開き、
添付ファイルによってウィルスに感染してしまう、という流れです。

意図的ではなくても、責任問題に発展してしまう可能性があるので、
気をつけなければなりません。

(理由6)無駄な時間を使っている

古いパソコンは、現在の新しい機種よりも、CPUの処理速度、
ハードディスクの書き込み速度ともに遅く、メモリーも少ないので、
起動に時間を要したり、想像以上に動作がスムーズではありません。

使い続けている人は、それほど気にならないかもしれませんが、
パソコンに向かう時間が長い人ほど、積もり積もって、
膨大な時間を無駄にしているかもしれません。

(理由7)メンテナンスの手間が増える

Windows XPとWindows 7のメンテナンス時間の統計として、

・Windows XP 年間サポート時間は平均11.3時間
・Windows 7 年間サポート時間は平均2.3時間

という調査結果があります(IDCの調査による)。

メンテナンスの手間はコストです。
企業にとっては、このようなコストは少ないほうがよいでしょう。

(理由8)一緒に購入した「Office」のサポートも終了

Windows XPと同じく、「Office 2003」も4月9日でサポートが終了します。
セキュリティ更新プログラムの提供がなくなります。

Office製品も脆弱性を突くウィルスや悪意のあるプログラムが
出回っているので、やはりリスクが大きいといえます。

(理由9)スタンドアローン利用でも危ない

インターネットに接続せずに利用すればよい、という人もいますが、
周囲から受け取ったUSBメモリー、共有の外付けハードディスクから
ウィルスに感染する、または、他人に感染させる可能性があります。

(理由10)登場から12年です

少なくとも数年以上は使い続けているはずです。

もう十分に使ったといえますし、これまで説明したとおり、
特に企業の場合は、セキュリティ面のリスクが大きすぎます。

知らなかったでは済まされなく、
企業の信頼性の問題にもつながりかねません。

もう一度、買い替えや新OSへのアップデートの可能性を
ぜひ考えてみてください。

▼参考
ASCII.jp:そのPCは大丈夫? Windows XPを使い続けてはいけない10の理由
http://ascii.jp/elem/000/000/844/844735/
萩原印刷株式会社
クロスメディア部 一同

■ 後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3月まだまだ寒い日が続きます、春よ、こい!
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皆さま、3月もとうとう中間地点に差し掛かってまいりました。
先日くらいから少し暖かくなってきましたが、
まだまだ寒い日もあったりして、体調崩さないように気を付けてくださいね。

WindowsXPのサポートもあとわずかです。
サポート終了までに新OSへの移行は大事です。
悪意ある人は、サポート終了後に狙いを定めています。
新OSのパソコンに切り替えるということで
お休みを使って変更されるというお客様もいらっしゃいました。

自分だけでなく、つながっている人たちに迷惑がかかることもあるので
まだ変更されていない方はぜひ、検討してみてくださいね。

さて、4月1日に消費税5%から8%になります。※この記事は2014年3月14日配信です
ホームページだけでなく、本自体や広告、いろいろなところで
表記をどうするか考えなければいけなく大変なようです。
しっかり弊社もサポートしてまいります。

クロスメディア部 配信担当
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