コラム

メール配信によるメールマーケティング(2019年12月26日配信)

営業部

◎ コラム ◎ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマーケティングとは?
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そもそもメールマーケティングとは何か、ご存知でしょうか?
ざっくりと「メールを使ったマーケティング」というイメージを
抱かれている方が多いと思います。

もちろんそれは間違っていませんが、今回はもう少し詳しく、
どのような手法があるかなどをご紹介いたします。

メールマーケティングとは、

「メールを通じてコミュニケーションを図るマーケティングのこと」

というのは言葉のとおりです。
ただ大切なのは、「やってみよう」と思ったときに
そのプランや手法を具体的にイメージできるかどうかです。

SNSなどを通じて、たくさんの情報を受け取れるサービスが増えてきたことで
「メールマーケティングなんて古い!」と思われることもあります。
ただ、その手法を色々と組み合わせていくと、変化が出てきて有効なツールとなります。

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□近年のメールマーケティング
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メールマーケティング=メールマガジン(メルマガ)と、
考えられることがありますが、メルマガはメールマーケティングの手法のひとつに過ぎません。

同一のメール内容を配信登録者に配信する、
そして配信登録者数を増やしていくというのが、これまでのメール配信でした。

近年は、個々のタイミングや趣向に合わせて最適化していこうというのが、
メールマーケティングの流れになっています。
タイミングよく、各個人・グループの趣向に合わせたものを配信しようというものです。

例えば
「英語」を勉強したいには「英語」の情報を
「フランス語」を話せるようにしたいには「フランス語」の情報を……といった具合に、
ターゲットを決めてそのターゲットに合わせた情報を配信する手法がその一つ。

メールは、わざわざ会いに行かなくても
複数人とコミュニケーションがとれる効率的かつ、利便性の高いツールです。
たくさんの人に個別に送るのは大変ですが、興味があるものに焦点を当てて
情報を提供することでマーケティング効果が高まります。

このような “効率化” と “最適化” の先に、
「マーケティングオートメーション(MA)」という考え方があります。
しかし、そこまでいかなくとも、メールマーケティングを試したことがない、
もしくは単純な一斉配信のみをしてきたのであれば、ちょっとした工夫で成果・効果を生み出せる可能性が出てきます。

「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査(総務省:情報通信白書より)」には、
コミュニケーション手段の中心はメールであるという統計が出ています。

最近では10代を中心にSNSの利用が伸びてきていますが、
それでもまだメール利用はコミュニケーションの中心にあるということがわかります。
特にビジネスにおいては、その影響が顕著です。

メールマーケティングツール「配配メール」を展開する株式会社ラクスの調査では
企業やショッピングサイトから送られてくるお知らせをインターネット上で受信する手段として
最も多いのがメルマガだという調査結果がございます。
ここでもメールが中心となっているのがわかります。

またメルマガ経由での商品購入割合については、
50%が「購入したことがある」という回答で、Facebookは3%。
このことからも、メールマーケティングによる成約率が高いことがうかがえます。

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□メールマーケティングの手法・実施ステップ例
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メールマーケティングの手法には、

1. メールマガジン(定期メルマガ)
2.ステップメール
 配信するタイミングを設定して、段階的にメールを配信していく手法
3.ターゲティングメール(セグメントメール)
 取得している任意の顧客情報でメール配信リストを切り分けて配信する手法
4.リターゲティングメール
 より「細分化された条件」でメールを配信する手法

といった段階があります。

この段階の実施ステップ例は、

1.配信リストの用意(ユーザーの獲得)
2.プランニング(シナリオの設計)
 どのユーザーの何をどのように解決するのか、興味ある事にヒットさせるのか
 シナリオの設計(ストーリー)を決める。
  →月に1回は購入したことがある会員にメールを配信するなど
3.目標やKPIの設定
  →メルマガのクリック率を上げるのか、メルマガからの購入者を増やすなど
4.配信
  →メールマーケティング専用のツール(メール配信サービス)を使うと
   ユーザーのセグメントやスケジュール管理、クリック率など可視化できます
5.効果検証
6.改善

このようにPDCAを回すことが、
効率的なメールマーケティングを実現します。

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□メールマーケティングのメリット・デメリット
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ここまでメールマーケティングについて、そのメリットデメリットについてもお伝えします。

<<メリット>>
・効果が定量的に計れる
  開封率やクリック率など、可視化しやすいため、参考データにもなりやすい

・少しの改善で大きな効果の可能性が高い
  改善も社内でできる、個人ベースでもでき、改善した効果をすぐに実感することができるため
  効果を出しやすい

・コストパフォーマンスが高い
  ユーザーと会う必要もなく、上記のように社内での改善がしやすいため費用もあまりかからない

・既存コンテンツを活用できる
  ホームページに掲載している情報を掲載できるため、情報・コンテンツを再利用でき
  他にコンテンツを作る必要がないので、マーケティングを始めるには簡単

<<デメリット>>
・精度を上げたら、運用の手間も増える
  一括ではなく、ユーザーの趣味趣向にあわせてメール配信する場合、それぞれに記事を用意する必要がある

・定期的にコンテンツの更新が必要
  ステップメール等、一度セットしたものも一定の期間で内容を見直す必要がある

デメリットは、各個人・グループ用に分けた情報を配信するためには
手間がかかるということです。
しかし、手間がかかるのはメールマーケティングだけではありません。
(何をするにしてもユーザーに興味を持ってもらうためには手間も時間をかける必要がありますね)

ユーザーは、日に何通ものメルマガを受け取っている可能性があります。
その中から「これはっ!」という「あなただけに配信された」と思わせるような情報を
メッセージとして届けられると、目標・KPIに近づけるのだと思います。

より詳しいことをお知りになりたい方は、
弊社クロスメディア部へお気軽にご連絡・ご相談ください。


▼参考
メールマーケティングとは?「小さな工夫で大きな効果」が得られる事例と改善手法
|ferret
https://ferret-plus.com/11327
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