コラム

静電気

製造部

冬場を中心に、現場では静電気の発生が増える時期に入っています。静電気は、物同士がこすれ合うことで電気が表面にたまり、触れた瞬間に一気に放電する現象です。特に湿度が低い環境では、電気が空気中に逃げにくくなるため、日常的な動作でも帯電しやすくなります。
現場作業において静電気は、単なる「パチッ」という不快感だけでなく、設備や製品に影響を与える要因にもなります。電子機器に対しては誤作動や故障の原因となる可能性があり、精密部品を扱う工程では品質低下につながるリスクがあります。また、粉じんや可燃性物質を扱う作業では、静電気の放電が火花となり、思わぬ事故につながる恐れもあります。
こうしたリスクを軽減するためには、日常的な対策が重要です。加湿による湿度管理、帯電防止手袋や作業着の着用、アース設備の活用などは効果的な方法です。また、作業前に金属部分に触れて体の電気を逃がす、衣類の素材を見直すなど、個人レベルでできる工夫もあります。
静電気は目に見えない現象ですが、現場の安全と品質に直結する重要なテーマです。作業中に静電気を感じる場面が増えてきた場合は、早めに周囲と共有し、必要な対策を検討していくことが求められます。
静電気の発生を抑えるためには、作業環境と個人の双方で対策を行うことが重要です。まず、湿度管理は基本的な対策のひとつです。湿度が低いと帯電しやすくなるため、加湿器の活用や適切な換気により、一定の湿度を保つことが効果的です。
また、帯電防止手袋や作業着の着用も有効です。これらの装備は、体にたまった電気を逃がしやすくする素材で作られており、放電による影響を軽減できます。さらに、作業台や機器にアースを設置することで、電気を安全に逃がす環境を整えることができます。
個人レベルでは、作業前に金属部分に触れて体の電気を放電する、衣類の素材を帯電しにくいものにするなど、日常的に取り入れられる工夫もあります。特に冬場は静電気が発生しやすいため、普段より意識して対策を行うことが求められます。
これらの対策を継続して行うことで、静電気による設備トラブルや品質への影響を抑え、安全な作業環境の維持につながります。
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