コラム

萩原印刷創業100周年祝賀会を終えて

代表取締役 萩原 誠

 9月26日に弊社創業100周年祝賀会を上野の東天紅で開催しました。この祝賀会が実現できたのも、長年お世話になった出版社様や協力会社の皆様のお陰であり、改めて深く感謝申し上げます。当日は8階の大宴会場で行われ、不忍池を一望できる素晴らしい景色が広がる会場に、本社・戸田工場・遠野事業所から約60名が集まりました。座席には社員用に制作した「100年史」と記念の「名入りどら焼き」を置き、華やかな雰囲気の中で開宴しました。

 最初に、100年の歴史を振り返る映像を上映しました。動画は司朗本部長に制作をお願いしたもので、約6分間の上映です。バックには飛行船の「遠野物語」と「やさしさは欲しいけれど」を流しました。母の時代の映像が映し出されると、当時を知る社員の目に涙が浮かび、懐かしい思い出が会場全体を温かく包み込みました。私の挨拶の後には、京都花園大学の浅子名誉教授よりご挨拶をいただきました。祖父の時代をご存じの先生から貴重なお話を伺うことができ、社員にとっても初めて知ることが多かったのではないかと思います。

 乾杯のご発声は佐久間常務にお願いし、その後は会食へと進みました。メインテーブルのお客様からはお一人ずつお祝辞を頂きました。営業OBの木村雅己さんも久しぶりにご出席くださいました。編集の近藤美由紀さんには多方面に渡り大変お世話になりました。近藤さんがいなければ、この100年史は完成しなかったといっても過言でありません。デザイナーの平塚さんには100年史のデザインから装丁、用紙の選定まで幅広く対応して頂きました。お客様用の100年物語も急な要望にも関わらず丁寧に仕上げて頂き、とてもうれしく思いました。さらにデジタルハリウッド大学の橋本大也教授には、インターネットや電子書籍、そしてAI活用に至るまで、当社の歩みを未来志向で語っていただきました。

 祝辞が一段落すると、料理も続けて運ばれました。皆さんに喜んでもらいたく、今回は少し奮発して料理を選びました。やはり社員全員で顔を合わせることはとても大切です。私自身も久しぶりに全社員と会うことができ、一人ひとりにお酌をしながら語り合い、とても楽しい時間となりました。まさに「FACE TO FACE」の良さを実感しました。料理も進み、お酒も入り、会場は笑顔で溢れ、本当に楽しい100周年祝賀会となりました。

 最後になりますが、100年史の制作にあたり、資料をご提供いただいた浅子先生、編集を担当してくださった近藤美由紀様、デザインを手掛けてくださった平塚兼右様、協力してくれた社員の皆さん、写真撮影に尽力してくれた制作課の皆さん、そして素晴らしい印刷を仕上げてくれた櫻井泰彦さんに、改めて感謝申し上げます。次の機会にも、全社員が再び集まり、共にお祝いできる日を楽しみにしております。そしてこの100周年を新たな出発点として、皆で力を合わせ、次の100年を築いていきましょう。

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