コラム

萩原印刷クロスメディア部メルマガ vol.020

エントリーフォーム最適化~コンバージョンアップを目指して~(2014年8月18日配信)

クロスメディア部

■ コラム ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
エントリーフォーム最適化~コンバージョンアップを目指して~
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最近、お問い合わせ、お申し込みといえば、
「電話」「メール」よりも、Web上の「お問い合わせフォーム」が
主流になってきていると感じませんか?

一方で、なかなかお問い合わせが来ない、
という悩みを抱えている会社も多いはずです。

ひとりのユーザーとしても、フォームの入力にイライラしたり、
面倒だったりして、途中で離脱してしまうケースはないでしょうか。

今回は、エントリーフォームの送信完了までの離脱を防ぎ、
コンバージョン率を上げる施策をご紹介します。

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■ お問い合わせ、お申し込みフォーム離脱原因をなくす15の対策
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お問い合わせやお申し込みフォームの最適化のことを、
エントリーフォーム最適化(Entry Form Optimization:EFO)
といいます。

いまある入力フォームを改善するだけで、
お問い合わせやお申し込みなどのコンバージョン率の
劇的なアップが期待できる、15の対策をご紹介します。

問い合わせが思ったよりも少ない、
もっと申し込みが増えるはず、とお悩みの場合は、
この機会にぜひフォームを見なおしてみてください。

1)フォーム内の離脱要因となるリンクを外す(減らす)

お問い合わせなどに注力してもらいたい場合は、
他のページへのリンクは極力取り除くのがベスト。
ユーザーが離脱する原因が減らせます。

特に、広告からの着地ページ(ランディングページ)は、
コンバージョンまでの最短距離を示す目的があるため、
すべてのページに共通で設置しているグローバルメニューでさえも
必要ないかもしれません。

2)項目は極限まで減らす

項目が多ければ多いほど入力する気がなくなり、
離脱してしまうケースが多いものです。

なるべく1画面内に収めたり、確認・送信ボタンまでが短いほど、
終わりが見えているため気が楽になるユーザーが多いようです。

ほかのサイトがこういう項目を用意しているから、と考えずに、
まず必要最低限の項目、次にどうしても把握しておきたい項目、
というように、数を少なくする方向で考えることが大切です。

3)項目は入力しやすい形式にする

ひとつ目の項目を入力しやすいものにする、
入力ボックスを分割しない、
半角・全角の切り替え入力を求めない、といった工夫も大切です。

氏名や郵便番号が分割されていたり、
住所をすべて全角で入力することを要求するのは、
ユーザーが離脱する要因になりえます。
できるだけ、スムーズに入力してもらえるようにしましょう。

4)記入例や入力形式を明記する

ユーザーが迷わないように、必要の都度、記入例を示しておきましょう。
入力形式の制限をできるだけなくすことも大切です。
もしシステムの都合などで制限をする場合は、形式を明記しましょう。

5)入力エラーをリアルタイムで伝える

やっと入力が終了し、いざ確認や送信ボタンを押した途端、
上部にエラーが出る、確認画面でエラーが表示される、となると、
どの部分にミスがあるのかがわかりづらいだけでなく、
がっかり感を覚えることは、多くの方が経験していると思います。

項目それぞれで、リアルタイムにエラーを表示し、
再入力をうながすのがよいでしょう。

6)必須の項目には、わかりやすく「必須」などと明記する

入力が必須の(入力してもらえないと次のステップに進めない)項目が
わかるように、付近に「必須」などと明記します。

「※」や「*」では伝わりにくい場合があるので、
「必須」(ほかの項目には「任意」)などわかりやすく表記しましょう。

7)入力中の項目は色を変える

入力中の項目の文字や背景の色を変えることで、
「現在、入力している」ということがわかりやすくなり、
ミスが起こりにくくなります。

8)入力の手間を減らす

郵便番号から住所が自動入力されるシステムを利用するなど、
入力の手間を省くとよいでしょう。

9)入力に達成感のあるつくりに

残りの必須項目数をリアルタイムで表示したり、
入力→確認→送信などの流れの中でどの位置にいるかを示してあげると、
あとどれくらいで終わるのか、どこまで進んだのかがわかり、
達成感を実感してもらいやすいでしょう。

10)リセットボタンを付けない

リセット、クリア、キャンセルなどさまざまな表現がありますが、
そもそもこういったボタンは必要がないフォームがほとんどです。

送信ボタンとリセットボタンを押し間違ってしまう、
うっかりクリックし、せっかく入力した項目がすべて消えてしまう、
というケースがありますので、基本的には「なし」と考えてください。

11)離脱しそうなユーザーを引きとめる

ウィンドウを閉じようとしたら、
ブラウザのダイアログで本当に閉じてもよいか確認することが、
離脱を食いとめることにつながります。

12)なんとなく問い合わせたい、というユーザーへのひと押し

お問い合わせに関するユーザーメリットのアピール、
返信までの流れ、電話番号などフォーム入力以外の手段を
記載することも重要です。

最終的には、問い合わせをしてもらい、
ユーザーと接点を持つのがゴールなので、
必ずしも入力フォームだけが手段ではないはずです。

13)送信完了の勘違いをさせない

確認ページを送信完了ページと勘違いしてしまい、
ウィンドウを閉じてしまうユーザーもいます。
11)で示したダイアログによる方法や、
9)のように現在位置がわかる内容を表示してあげると、
勘違いしにくくなります。

14)送信ボタンは大きくわかりやすく

送信ボタンは重要なので、ほかのボタン(戻るボタンなど)よりも
大きく、わかりやすい色にするとよいでしょう。

15)何のためのフォームなのかを示す

基本的なこととはいえ、何のためのフォームかを示すことが大切。
たとえば「お問い合わせフォーム」や「お申し込みフォーム」という
名前を見出しとして大きく示したり、
送信後はどうなるのか(担当者から返信があるなど)を書いておき、
ユーザーが疑問を感じないようにしましょう。

以上、15個のコツをお伝えしました。

これらを意識してフォームを設置したり、
すでに設置済みフォームを最適化すれば、
コンバージョン率アップ間違いなし(!?)ですね!

▼参考
入力フォームを改善して入力完了率を上げる!
エントリーフォーム最適化15カ条 | Web担当者Forum
http://goo.gl/CipdGd
▼参考
【保存版】問合せを劇的に増やすエントリーフォーム最適化(EFO)
15の方法 | LPO研究所
http://goo.gl/LPTEy6
萩原印刷株式会社
クロスメディア部 一同

■ 後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
様々なフォームの最適化は共通です
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暑い夏をどのようにお過ごしですか?!
配信担当者は、お盆に久々お休みをいただき、ボーっと過ごすこと数日間!
今日からしっかり働いていますが、同僚にはどう見えているのでしょうか
ちょっと心配です(笑)

さて、今回のメルマガはいかがでしたでしょうか。
エントリーフォームは様々でお問い合わせはもちろん、
最近はWeb上での読者アンケートも増えています。
色々なことを聞きたいということもあって質問数が多いことも。
そうなると途中で離脱してしまうケースもありますよね。

私も「面倒だ・・・」と思い、今日は止めよう別の日に・・
と思って離脱した後は、忘れててそのままだったりするケースも。

そういったケースを軽減するため、今回の
「お問い合わせ、お申し込みフォーム離脱原因をなくす15の対策」
を確認して、改修してみてはいかがでしょうか。
様々なタイプのフォーム
(お問い合わせ・アンケート・プレゼント応募など)でも
同じように最適化していきましょう。

何かございましたら弊社もお手伝いさせていただきますので
ご相談ください。

クロスメディア部 配信担当
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